こんにちはYUKIです。
この記事はモチベーションを自分でコントロールすることができない人のために書きました。
かく言う僕も、セミナーを受けてモチベーションが上がったかと思えば、寝たらいつものテンションに戻っていたり。
なんのために仕事をしているのか分からなくなって、だんだんとモチベーションが下がっていったり。
モチベーションで仕事をしているわけではないですが、自分でビジネスをしているということもあり、モチベーションとは相当向き合い、そして悩んできました。
ただある考え方をきっかけにモチベーションの捉え方が変わり、コントロールをすることもできるようになったんですね。
- 今モチベーションが上がらなくて悩んでいる
- モチベーションの浮き沈みが激しい
- 引き戻しの法則にあっている
これらの悩みのある人には、ぴったりの記事かと思いますので是非読み進めてください。
モチベーションの捉え方
あなたはモチベーションを言葉で説明することができますか?
まず時間をとって、モチベーションとは何かを考えてみてください。
考えられましたかね?
ちなみに『Weblio辞書』ではこのように書かれていました。
モチベーション(motivation)とは、「やる気」「意欲」「動機」などの意味で用いられる表現。主に「行動を起こす契機となる刺激や意欲」といったニュアンスで用いられる。よく「モチベ」と略される。「特にやる気もないし必要に駆られているわけでもない」というような状況を指して「モチベーションがない」と表現したりする。
どうでしょう。あなたが考えたモチベーションはこの通りでしたか?
もしかしたらちょっと意味合いが違っていたかもしれませんが、それでも大丈夫です。
元々人間の目の見えない部分を言語化するんだから、その定義は人によってもまた違ってくると思います。
認知科学ではモチベーションをこう定義しています。
モチベーションとは、現状からコンフォートゾーンへ進む力のこと。
「現状からコンフォートゾーンへと進む力」をホメオスタシス(恒常性)とも言います。
つまりモチベーション=ホメオスタシス(恒常性)です。
わかりにくいと思うので、図で解説します。
『現状』から『コンフォートゾーン』へと伸びている黄色の矢印が『モチベーション』です。
(コンフォートゾーンとは自分にとって居心地の良い『快適な空間』と認識しておいてください。)
ちょっと普通のモチベーションと考え方が違いますよね?
でもこの考え方を持っておくと、あらゆることが驚くほど納得することができるんです。
モチベーションの低い状態
では先ほどの図を用いて『モチベーションの低い状態』を表現します。
モチベーションの低い状態は、現状とコンフォートゾーンの距離が近い状態です。
(黄色の矢印の大きさが、そのままモチベーションの大きさです。)
つまり、現状がコンフォートゾーンになっている人は、モチベーションが上がりにくいということなんですね。
例えば、今ある程度の収入があり、周りの人間関係も豊かで十分満足している人は、そこからまた新たに収入を得ようとか思っても、なかなか行動ができないですよね。
これは現状がコンフォートゾーンにある状態です。
モチベーションの高い状態
逆にモチベーションが高い状態はどのような状態かというと、
現状とコンフォートゾーンの距離が離れているという状態です。
例えば普段めちゃくちゃ広い豪邸で暮らしている人が、なんらかのきっかけで急にお金がなくなり、ボロボロのアパートに住むことになったとします。
するとその人にとっては広い豪邸がコンフォートゾーンなので、ボロボロのアパートから抜け出すためにどうにかしてそこに戻ろうと頑張るでしょう。
このエネルギー量は、ボロボロのアパートが当たり前になっていて「豪邸に住みたい!」って言っている人よりも大きいですよね。
モチベーションの錯覚
次に「セミナーに行って、めちゃくちゃモチベーションが上がったけど、数日後には元に戻っていた」という現象を説明します。
図で見た方が早いと思うので、まずはこちらを見てください。
セミナーなどにいくと、講師や周りの方々のコンフォートゾーンを無意識的にも自分のものとして捉えてしまうので、一時的にモチベーションは上がります。
でも本来の自分のコンフォートゾーンが現状に近い状態のままなので、家に帰って数日もすれば元の生活、モチベーションに戻ってしまうんですね。
僕はこの経験が非常に多く、せっかくセミナーに行ってやる気になったのに、2週間後くらいには元の熱量に戻ってしまい「自分はダメなんだな」と思っていましたが、こう考えれば納得です。
ではどうすれば常にモチベーションを高く保っていられるのか?
ここまできたら、答えは簡単です。
自分のコンフォートゾーンを常に現状から離れた場所に設定してあげる。
これができれば、常にモチベーションが高い状態で行動することができます。
どうやってコンフォートゾーンを設定するか
そうなってくると、次に考えるべきことは
「いかにコンフォートゾーンを高い位置に設定できるか」です。
この方法は、セルフイメージを上げることに近いのですが、
一番簡単にセルフイメージを変えることができる方法は、経営コンサルタントの大前研一さんが教えてくれています。
人間が変わる方法は三つしかない。一つは時間配分を変える、二番目は住む場所を変える、三番目は付き合う人を変える、この三つの要素でしか人間は変わらない。もっとも無意味なのは、「決意を新たにする」ことだ。かつて決意して何か変わっただろうか。行動を具体的に変えない限り、決意だけでは何も変わらない。
- 時間配分を変える
- 住む場所を変える
- 付き合う人を変える
あなたが今地元で友達と仲良く遊んでいたとしましょう。
それはそれで結構なのですが、「どうしてもお金を稼ぎたい」「成長したい」という意思があるのであれば、自分が目指している環境へ身を投じないと、ほとんどの人が変われません。
なぜなら無意識的に今のあなたは十分に現状に満足しているからです。
それよりも自分の目指す人、環境、場所に身を置き、自分のコンフォートゾーンを無理矢理に作り出すことで、よりモチベーションを高く保つことができるようになります。
普通の人は現状がコンフォートゾーンになるようになっています。
人間はもともと種の保存を目的としているため、わざわざチャレンジして危険な目にあったりというのはなるべく避けようという本能があるからです。
となると、普通に生きている人は、意識的に変えてあげないと永遠にコンフォートゾーンが現状のままなんですね。
なので、まずはこの3つで自分が変えられるものから、変えていきましょう。
- 時間配分を変える
- 住む場所を変える
- 付き合う人を変える
それも難しい人は、自分の『心から達成したい目標』を紙に貼って毎日読むとかは最低限したいですね。
コンサルを受けていたりする人は、先生に2週間おきくらいにコーチングをしてもらうのがオススメです。
その関係は『付き合う人を変える』にも当てはまるので、効果は非常に高いですよ。
引き戻しの法則の正体
ちなみにですが、現状がコンフォートゾーンを越えて上に行ってしまうと『引き戻し』にあいます。
僕はトレンドブログを始めて4ヶ月で月収50万円くらい稼げるようになりました。
当時大学を出たばかりだったので、同世代の一般的な会社員と比較すると、倍近くの金額を稼いでいたんですね。
で、その時に何が起こったのかというと、なぜか記事が書けなくなってしまったんです。
このときは理由はわかりませんでしたが、これ以上お金を稼ぐことが気持ち悪いという感覚になりました。
後から気づいたのですが、当時の自分は同世代のサラリーマンの給料くらいがコンフォートゾーンになっていたんですね。
だからそれ以上の額が稼げてしまったときに『引き戻し』にあっていたワケです。
客観的に見たらめちゃくちゃチャンスなのに、もったいないことをしていましたね。
でもこうして気づきに繋げられたらから良しとします。
まとめ
聞き慣れない言葉が出てきて読むのに苦労したかと思いますが、モチベーションをこの捉え方をしたことで、かなり色々と説明がつくようになりました。
結論として、成長していくためには自分のコンフォートゾーンを無理矢理にでもあげていかないといけません。
そのためには大前研一さんが言うように、時間配分、住む場所、付き合う人を変えていく。
また自分の目標を、毎日自分で確認するようにする。
先生などがいれば、自分の発言をアウトプットして引き上げてもらったりと、
コンフォートゾーンを高める工夫をしていきましょう。
おまけ
この記事の内容をより深く理解するために、ある問題を用意しました。
この問題を自分なりに考え、紙にまとめて客観視することで、今回の記事の内容が腹落ちするかと思います。
ぜひお時間を取ってやってみてください。
- ある大金持ちAと、10年間会社員として働き続けた一般的な収入のあるBがいました。
- ある大金持ちAはビジネスで失敗して、無一文になってしまいました。
- 大切なビジネスで失敗したことで、今まで持っていた資産や仲間は全て失ってしまい0の状態です。
- この時、これからAとBがそれぞれ新たなビジネスを始めたときに、成功する確率が高いのはどちらだと思いますか?
- 自分がなぜそっちを選んだのか、理由を考えてみてください。
この問題に答えはありません。
ただこの問題を考えて納得し、自分に落とし込むことがマインドセットです。
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